シュタイナー教育を取り入れている保育園・幼稚園・学校が増えてきています。

シュタイナーの幼児教育とは、オーストリアの哲学者で、神秘思想家であるルドルフ・シュタイナーが提唱している教育思想、教育理論、教育実践です。

シュタイナーの幼児教育は、現代の幼児に対する英才教育に逆行しているといえるかもしれません。
なぜなら、シュタイナーの幼児教育は、子供にいろいろと詰め込むことが「教育」なのではなく、子供がのびのびと成長していく過程にあわせた教育をしていこうという姿勢のものともいえるからです。

現代の幼児教育は、小学校入学前から、文字は当然のごとく、英語や算数まで教え込もうとする傾向が見られ、いかに早く子供の能力を開発するかということに重きがおかれています。

シュタイナー教育においては、人間の成長を、21歳までを7年ごとに区分し、7歳までを第1七年期、14歳までを第2七年期、21歳までを第3七年期とします。

第1七年期においては意志の成長、第2七年期においては感情の成長、第3七年期においては思考の成長時期と位置づけます。

「意志の成長」の前には、当然体作り、子供がまず健康で元気に成長していくことが前提とされます。

シュタイナーの幼児教育のこの区分と順番は、非常に的を得ているといえます。

親がする、子供に対する評価は「知性」の部分で見てしまいがちが、本当に人生をしっかりと生き抜いていくのに不可欠なのは、「知性」だけではありません。

決めたことをやり通す「意志」や、自分や他人の気持ちを理解する「感情」が未発達なら、生きていくのに大変苦労するでしょう。

「知性」が「意思」や「感情」より先に成長してしまうと、「意志」や「感情」は育たなくなるともいわれています。
この点を考えると、シュタイナーの幼児教育は、この順番に立っているという点では、現実的なものといえると思います。

シュタイナー教育は、意思・感情・思考の区分にあった教育を子供に施すべきで、その成長期以前に次段階のものを提供してはならないという確固たる姿勢をもっています。


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